三輪そうめん(奈良県桜井市) 1200年の歴史と伝統を守り続ける、そうめん発祥の地。
三輪そうめんの特徴
“三輪素麺(みわそうめん)は、奈良県桜井市を中心とした三輪地方で生産されている素麺(そうめん)で、特産品となっている。三輪地方はそうめん発祥の地とも言われる。”
“原料に小麦粉を使い極寒期に手延べ法により精製したもので、腰のしっかりした煮くずれしにくい独特の歯ごたえと舌ざわりの良さを特徴とする。製造から1年以上寝かしたものを『古物(ひねもの)』、2年以上は『大古(おおひね)』と呼ばれ珍重される。”
夏は冷やし素麺として、
冬は温かくして食べる「にゅうめん」が一般的で、
店によっては炒めた焼きそうめんなども提供されます。
三輪そうめんの歴史
1200年の歴史と伝統を守り続ける味。
“三輪素麺、それは日本最古の歴史書とされる古事記の中の緒環伝承からはじまります。その昔、三輪の神様と活玉依姫(いくたまよりひめ)は深い恋におちました。しかし二人は悲しい別れをしなければなりませんでした。姫はあまりの悲しさにおだまきの糸の先に針を付け神様の裾にこれを縫いつけて帰るところを知ろうとこれをたぐり寄せたのです。そのとき姫の手元に残った糸が三勾(三巻き)であったのでこの地を美和(三輪)と呼ぶようになったと伝えられています。
そして奈良時代、この活玉依姫(いくたまよりひめ)の子孫である孫従五位上大神朝臣狭井久佐(さいくさ)の次男穀主が、大和地方に飢饉が発生した時、保存食としてこの地の小麦を粉にして挽き、棒状にねりこれを乾燥させて今の素麺の形状に似たものを造ったといわれています。古くから三輪山及びその周辺より流下する水を利用して車を開き小麦を挽いていたと考えられています。
そんな三輪に素麺づくりが定着したのは三輪山の山中から湧き出る良質な水に恵まれていることと、この地に非常に質の高い小麦がとれ、また冬には湿度が低く寒風が吹き下ろすという気象条件も素麺づくりに最も適していたとされます。大神神社が三輪の人々の心に永遠に宿り続けるようにその風土に誕生した三輪素麺もまた伝統と共にこの里に永く受け継がれているのです。”
引用:奈良県三輪素麺工業協同組合
三輪素麺 – Wikipedia
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